京都大学公共政策大学院同窓会「鴻鵠会」

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第2期修了生の皆さんへ

 本日京都大学公共政策大学院において公共政策修士(専門職)の学位を得られた、二期修了生の皆さん。まことにおめでとうございます。一期修了生を代表しまして、皆さんの学位取得を心からお祝い申し上げます。皆さんにとってこの二年間(三年間)はどのような毎日だったでしょうか。学部からあがって来られた方も、社会人として実務経験を積まれて来られた方も、そして海外から留学して来られた方も、皆それぞれこれまでとは違った環境に戸惑い、また時には困難に直面しながらも充実した勉学の日々だったことと思います。そして今振り返ると、大学院に入られたときとは段違いの大きな成長を感じておられるのではないでしょうか。ただ、これから皆さんはいろいろな形で社会に出て行かれるわけですが、この大学院で学んだことが実務の世界ですぐに活かされることは少ないかも知れません。しかしじわじわとでしょうが、着実に活きてきます。時間はかかるかもしれませんが、そのときにきっとここで学んでよかったとあらためて感じることでしょう。

 さて、このたび私たち一期修了生の有志が中心となり、公共政策大学院の同窓会を先日設立いたしました。ようやく立ち上がったばかりのよちよち歩きの同窓会です。特別なことはまだ何もできません。でも皆さんひとりひとりはこれから次第に様々な組織や社会で中心となっていく方々です。そしてこれからたくさんの優秀な修了生が皆さんの後に続いてきます。学び舎を同じくする修了生が期を越えてこの同窓会に集い、新たなネットワークを築いていくこと。そのことが皆さんの将来にかけがえのない宝物になっていくのではないかと思います。またこの同窓会は将来的に先生方、事務掛の方々と共に、この京都大学公共政策大学院を支えていく主体のひとつとなっていければと考えております。御自身の将来のためにはもちろんのこと、愛すべき学び舎のため、そしてここに学ぶ後輩たちのためにも同窓会にご参加いただければ幸いです。

 ただ、もちろん同窓会を動かしていくのはこの組織を立ち上げた私たち一期修了生だけではないことは言うまでもありません。私たちも含めて、皆さんひとりひとりがこの会を動かす力です。これから共に、この京都大学公共政策大学院同窓会を有意義な会へと育てていけたらと考えています。お力添えの程、宜しくお願い申し上げます。最後に、皆さんのこれからの御健勝と御活躍を心から祈念いたします。

2009年3月23日
京都大学公共政策大学院同窓会
会長 手嶋隆行